ホソバノアキノノゲシ 

キク科

撮影 2001.10.3 高津区久地 200 付近で

解説

 この花にも忘れられない思いがあるのです。知らないということは本当に恥ずかしいことで、なんべんも恥ずかしいことを白状しました。朝、花を見つけました。まだ数が少なくこれからだなあということは分かりましたが、いつ満開になるのか気になって仕方がありませんでした。そこである日の帰り確認しようとここを通りました。すると花が一つもないのです。みんな誰かにもがれてしまったのかなあと本気で考えました。くやしくって仕方がありませんでした。翌日の朝またここを通りました。すると花は見事に咲いているのです。・・・・・。お分かりでしょ。私は資料を読んでみて、一人でくやしい思いをまたかみしめました。この花は夕方にはみなしぼんでしまうのだそうです。それを知らずに誰かがみんなもいでしまったなどと他人のせいにしたのですから、恥ずかしいやら情けないやら・・・。背の高さは2メートルほどもあります。タンポポと同じように、舌状花(ゼツジョウカと読みます。花弁が舌の形に似ているのでそう呼んでいます)だけの花です。どこにでも普通に見られる1〜越年草です。長い葉に切れ込みがなく、細いのでこの名がついたのだそうです。           

   

撮影 2001.10.3 高津区久地 200 付近で