ハルジオン 

キク科

撮影 2000.4.11 高津区溝口6-19-941の道ばたで

解説

 資料によるとやっかいな雑草とか、好ましくない雑草など書かれていることが多いようですが、たくさんの種をまき散らし、生命力旺盛で、どんどん繁殖するところから嫌われたようです。でもルーペでよく見てください。白い花びら(舌状花)一枚一枚がきちんとした花で、ちゃんと雌しべ・雄しべがあります。中心部の黄色く見えるところは筒状花(とうじょうか)といい、これも花びらこそ短いのですが雌しべ・雄しべをもった立派な花なのです。人間は嫌うかもしれませんが、花は一生懸命生きているんですね。
 この花は北アメリカ原産で、大正の頃に日本に入ってきました。よく似た花にヒメジョオンがあります。注意深く観察すると区別ができます。ハルジオンはつぼみの時、うなだれたように下を向いています。また葉の根元は耳のように丸くなって茎を抱くようについています。茎の中は中空になっています。まだ違うところはありますが、主なところを述べました。

   

撮影 2000.4.11 高津区溝口6-19-941の道ばたで