ボケ 別名:モケ

バラ科

撮影 2000.3.9 高津区久地 345付近にて 

解説

 春とはいえ、ほほをよぎる風はまだ冷たく感ずる早春。そんな早春をぱっとにぎやかに、そして暖かくさえしてくれるような紅色が目に飛び込んできます。早春を彩る代表がこの花といえるでしょう。 中国が原産で、古くから(江戸時代)日本に入ってきて観賞用として庭などに植えられている、落葉の低木です。高さ2m内外。幹はなめらかですが、トゲ状の小枝がありうっかりさわったりすると突き刺さります。 葉は、だ円形で互い違いに付いています。花は、数個集まってつく場合と一つでつく場合があります。直径2cmくらい、花びらは円形に近く、雄しべは30〜50本、雌しべの先は五つに分かれていて(花柱といいます)、花粉をとらえやすくしています。 雄花と雌花の両方があるそうです。果実はだ円形で、長さ10cmくらいになります。 花の色はいろいろあって、この写真のような紅色のもの、白色、紅白の混じったものなどがあります。    

   

撮影 2000.3.9 高津区久地 345付近にて