ハゼラン 別名:エセハナビ

スベリヒユ科

撮影 2000.7.6 溝の口3.23.3付近で

解説

 こんな美しい花なのですが、名前を調べるのには、大変時間がかかりました。エセハナビという名前は、これを撮影した家の奥さんから聞きましたが、この名前では資料に載っていませんでした。だが、ある時、他の花を調べているときに偶然に見つけました。うれしかったですよ。
 熱帯アメリカ原産の一年草で、日本には、明治の初年頃渡来したものと推定されています。今ではあちらこちらで栽培されていますが、野生化しているものもあるそうです。たいへん小さな花で、直径が5mmあるかないかでした。茎がこのように細いので、少しの風でも揺れ動き、すぐピンぼけになってしまいます。何遍も撮り直しました。そしてやっと左下のような写真をものにしました。背の高さは60cmほど、たくさん枝分かれしています。葉は、互い違いにつく互生で、長さが5cmほど、ギザギザはありません。
 花びらは五枚、雄しべは10本あまり、雌しべの花柱は先が三つに割れています。エセハナビというのは、花がパッと開いて、花火のように見えるがニセものであると、そんな意味合いかなどと想像しましたがどうでしょうか。

   

撮影 2000.7.6 溝の口3.23.3付近で