ヒマワリ 別名:ニチリンソウ、ヒグルマ、テンガイバナ

キク科

撮影 2000.7.27高津区溝口3−17−5付近で

解説

 北アメリカ原産の一年草です。春に種をまき、夏の終わり頃には種を採ります。下の二枚の写真を見てください。外側の黄色い花びらは舌状花(ゼツジョウカと読みます)といって、一つの花です。この花の根元の方はまるまってくっついています(合弁花:ゴウベンカと読みます)。真ん中の褐色のぶつぶつも、一つ一つが花で、花びらの根元はくっつきあって(筒状花:トウジョウカと読みます)いて、やはり合弁花です。そして、この筒状花の一つ一つに雌しべと雄しべがあり、種が実ります。このように茎の頂上に、たくさんの小さな花が集まっているような花のつきかたを、頭状花序(トウジョウカジョと読みます)といいます。このヒマワリの直径は15cmほど、背の高さは、150cmほどもありました。横を向いて咲いているのが特徴で、太陽を追いかけながら花の向きも変わるというようなことがいわれていますが、この太い茎では向きの変えようがありません。
 種は油をしぼったり、食用にしたりします。

   

撮影 2000.7.27高津区溝口3−17−5付近で