ヒイラギ 

モクセイ科

撮影 2001.11.20 高津区溝口 3−23−5 付近で

解説

 上の写真を見てください。葉の周りにはトゲがあります。このトゲにさわるとひいらぐ(ひりひりと痛むこと)ことからこの名前がついたのだそうです。 若い木にだけこのトゲはあり、老木になると、トゲはなくなるそうです。背の高さは4〜8メートルほどだそうですが、この場合は庭の門のそばに植えられていて、きちんと刈り込まれていましたので、2メートルほどでした。昔からこのトゲで、鬼などを追い払うということで、節分に利用されたり、門のそばに植えられたりしているのだそうです。
 私はこの花を始めてみました。勉強不足ですね。初めて見て驚きました。こんなにかれんな花なのですから。しかもとても良い香りがしました。花の直径は約5mm、合弁(ゴウベンと読み、花びらが付け根でくっつきあっている)ですが、白い花びらの先の方は四つに割れていて、花びらが四枚あるように見えます。オス株とメス株があり、花の形は同じなのですが、メス株では雌しべが発達し、果実を付けますが、オス株では果実は付きません。この場合はどうやらオス株のようで一つの花に2本しかない雄しべのみが目立ちます。

   

撮影 2001.11.20 高津区溝口 3−23−5 付近で