フイリヤブラン 

ユリ科

撮影 2000.9.13 高津区溝口 6−15−873 付近で

解説

 正式には、フイリ(斑入りと書きフイリと読みます)ヤブランです。斑入りというのはこの花の葉を見てください。緑色に、白っぽい細長い線が入っています。この線のことを斑(フ)といい、それが入っているので斑入りというのです。ただのヤブランと比べ、こちらの方が多少葉の幅が広いそうです。またどちらも園芸種ですが、フイリヤブランの方がたくさん栽培されているそうです。葉の高さも、花がつく茎(花柄といい、カヘイと読みます)の高さも大体同じくらいの長さですが、ご覧のように可憐なうす紫の花をびっしりと付けています。花びらにあたるところを花被(合弁花の仲間では、ガクと花びらとの区別が付けにくく、花被と呼んでいます。花被と書いてカヒと読みます)といいますが、合計6枚、雄しべは6本で、黄色い葯(ヤクといい、花粉を入れる袋です)が、よく目立ちます。はながおわると、緑黒色の種が実り始めます      

   

撮影 2000.9.13 高津区溝口 6−15−873 付近で