ハナニラ 

ユリ科

撮影 2000.3.13 高津区久地941付近にて

解説

 日当たりのよいところなどに生える多年生(冬の間は、枯れてしまうが、春になると芽を出し何年も生きる植物)の草です。ユリ根のような球根があり、毎年花を咲かせます。この写真の花は、咲き始めたばかりで少しあおむらさきがかっていますが、日が経つとだんだん色があせ、白っぽくなります。一個の球根からは束になって(束生:そくせい)細長い葉が何枚か出ます。花びらが6枚あるように見えますが、じつは根本の方でくっつきあっています。裏に褐色に近い紫のすじがあります。雄しべは6本、うち3本は長く、他の3本は短めです。
 アマナという花とよく似ていますが、ハナニラというだけあって、葉などの臭いをかいでみるとニラの臭いがするので区別できます。
 栽培種で、家の庭などにたくさん植えられていたものが、今では道ばたなどいたるところに野生化して咲いています。

   

撮影 2000.3.13 高津区久地941付近にて