ヘチマ 

ウリ科

撮影 2000.8.9 高津区溝口 6−19−939 付近で

解説

 お風呂に入り、体をこするときに使うあのヘチマです。残念ながら、見つけるのが遅れてしまい、雄花ばかりで雌花が撮れなかったのです。でも左下の写真のようにヘチマの実を撮ることが出来ました。もうかなり大きくなっていますが、この実が雌花だったのですね。同じ一本の茎に雄花と雌花が咲きます。自分の雄花の花粉が自分の雌花に着くことを”自家受粉”(ジカジュフンと読みます)といいますが、多くの植物は、良い子孫を残すために自家受粉をきらうそうです。そのためにさまざまな工夫をしています。たとえば、雌花が雄花よりも早く熟し、自分の雄花がまだ未熟で花粉が出来ていないとき、他の花の花粉をもらう等です。もちろんこの反対の、雄しべが早く熟し、雌しべがあとから熟すということもあります。雌しべが早く熟すと”メシベ先熟”といい、雄しべが早く熟すと”オシベ先熟”などといっています。ヘチマの場合は、資料を調べたのですが、分かりませんでした。

   

撮影 2000.8.9 高津区溝口 6−19−939 付近で