ホオズキ 

ナス科

撮影 2001.5.22 高津区久地 11 付近で

解説

 とてもなつかしい花です。子どもの頃、家の庭に植わっていたこのホオズキをとって、ていねいにていねいに種をとり出し、口に含んで鳴らしたものです。気の短い子は、種を取っているうちに、なかなか取れない種にかんしゃくを起こし、食べてしまったり、踏みつぶしてしまったりなど・・・・・。
 右下の写真に小さなホオズキの実が出来はじめています。これはまだ1cmほどしかありませんが、やがて長さが7〜8cmほどにもなり真っ赤になります。これはガクが大きくなって中の実を包んでいるもので、8月のお盆の頃には、日本のあちこちでホオズキ市がたちます。
 畑などで栽培されますが、テントウムシなどがついて、葉を食い荒らされます。この花にもテントウムシがいました。ナスの仲間のジャガイモなどにもたくさんテントウムシがいますね。
 左下の写真を見てください。白い花びらは5枚あるように見えますが、これは合弁花(ゴウベンカと読みます)といって、花びらが元の方からくっつきあっているのです。これに対して一枚一枚バラバラになるものを離弁花(リベンカと読みます)といいます。それぞれどんなものがあるか、探してみてください。楽しいですよ。

   

撮影 2001.5.22 高津区久地 11 付近で