ヒヨドリジョウゴ 

ナス科

撮影 2000.7.4 高津区溝口 3−16−15 付近で

解説

 溝口周辺をあちらこちら歩き回るとき、街の名前を覚えているよりも、自分で勝手に名前を付けて覚えると私は忘れないようです。この花も三丁目通りで発見しました。  写真で分かるように、この花全体が、真っ白な長い毛に包まれているといった感じで、しかも花びらが5枚あるように見えました。ですからこれがナス科だなんて思えませんでした。
 日本中どこにでも生える多年草だそうです。ごらんのようにつる性で、長さが8cm前後の葉で、上の写真のように切れ込みのある葉がついていています。
 花は、白色で深い五つの切れ込みがありますが、付け根の方はきちんとくっつきあっています。長さが5mmほどで、開き終わると写真のように後ろに反っくり返る性質があります。雄しべは5本、左下の写真で見ると茶色の部分が雄しべのようです。花粉が入っている袋(葯と書き、ヤクと読みます)は、熟すと上の方に穴があき、花粉をばらまきます。茶色の雄しべに囲まれて、一本の白い棒が見えますが、これが雌しべのようです。秋になると真っ赤な実をつけるそうです。ぜひ、この写真も撮りたいと思っています。

   

撮影 2000.7.4 高津区溝口 3−16−15 付近で