ベニバナサルビア
ベニバナサルビア 別名:サルビア・コクキネア
シソ科
撮影 2000.7.27 高津区溝口6−8−34 付近で
解説
だれでもが知っている夏の花だと思います。サルビアというのはラテン名で「医やす」という意味なのだそうです。ですから香料とか薬用などに利用されることが多かったのでしょう。野生では北アメリカ南部やメキシコにかけて分布しているそうですが、日本では園芸種としてたいへん多くの種類があるようです。真夏の暑いとき、この真っ赤な色は元気を与えてくれるような気がします。
茎は四角(シソの仲間の特徴の一つです)で、葉は、向かいあってついています(対生:タイセイと読みます)。茎の上の方に花をまとめてつけます。ごらんのように合弁(花びらがくっつきあっている)で、上と下に大きく割れています。くちびるに似ているのでしょうか、このような花を唇弁(シンベンと読みます)といい、上の方を上唇、下の方を下唇といっているようです。左下の写真のように上唇より下唇の方が2倍ほども長く、下唇はさらに三つに割れています。もちろん根元は筒状になっています。雄しべは2本、雌しべの花柱と共に、花びらの外に飛び出しています。
撮影 2000.7.27 高津区溝口6−8−34 付近で
登録日: 2021年4月8日 /
更新日: 2021年4月8日