ヒメヒマワリ 

キク科

撮影 2000.9.8 高津区溝口 6−9−1030 付近で

解説

 よく見かけるヒマワリとどこが違うと思いますか。そうです。ただのヒマワリと違うところは、たくさん枝分かれをして、その分花が小ぶりなのです。
 背の高さは、この場合130cmほどで、花の直径は大きいもので12cmほどでした。
 北アメリカ南部が原産の一年草で、明治の末頃に渡来しました。茎にも葉にも剛毛がありざらざらしています。舌状花(ゼツジョウカと読み、外側の黄色い花びらのことです)の長さは、3cmほどで、20枚ほどです。中の方にある筒状花(トウジョウカと読み、舌状花の上の部分はなく、根元の花びらだけが筒のようになっているのでこの名前がある)は、暗褐色で多数あります。左下の写真では、筒状花の先に黄色い星のようなものが見えますが、これは5本ある雄しべの葯がくっつき合い、雌しべの花柱を取り囲んでいる、その頭の部分です。この星形のものが割れると花粉が出てくるのでしょうか。
 ヒメヒマワリのヒメは姫で、小さいという意味です。ヒメヒマワリも園芸種で、色も形もたくさんの仲間があります。

   

撮影 2000.9.8 高津区溝口 6−9−1030 付近で