フジナデシコ 別名フジナデシコ

ナデシコ科

撮影 2000.6.30 高津区溝口6−7−10 付近で

解説

ごらんのように葉が厚ぼったいのとつやがあるのが特徴です。名前も資料によってフジナデシコ(藤撫子:フジナデシコと読みます)であったり、ハマナデシコ(浜撫子)であったりします。フジナデシコは花の色から採った名前だそうで、ハマナデシコは野生では海辺に多く生えているところからということです。またこの種類は庭にもたくさん植えられているそうで、ここではフジナデシコを選びました。
 多年生で、茎は根元から数本伸び(叢生:ソウセイと読み、根元から茎がたくさん出ることをいいます。)、高さは写真の場合50cmほどありました。たいへん強い種類だそうで、葉は、向かいあってつき長さは、5cmほど、茎の頂上に直径2cm内外の花をたくさんつけます。花びらは5枚、先はごらんのようにギザギザが入っています。雄しべは10本、雌しべは1本ですが、さき(柱頭:チュウトウと読みます)は二つに割れています(左下写真参照)。

   

撮影 2000.6.30 溝の口6−7−10 付近で