ヒラナス 

ナス科

撮影 2000.11.8 久地平瀬川沿いで

解説

 11月の8日、この時期になってもまだ花をつけ、しかもつぼみまでもち、葉もしっかりしています。他の場所のヒラナスは、花も実も、もうとっくに終わりになっているのに、がんばっているなあ、と感激した次第です。まだまだがんばれよっと、そっとなでてやりたい気持ちでした。
 アフリカが原産といわれ、日本では明治27年には栽培していたという記録があるそうです。園芸種で、背の高さは70cmほどの一年草です。大きな葉を互い違いに付け、写真のような平たい赤い実を付けます。また花もご覧のようにとても清楚で美しく感じます。雄しべは5本で、写真では黄色く見えているのが雄しべの葯(ヤクと読み、花粉を入れておく袋です)です。茎にはトゲもあります。観賞用ですが、時にはあの食べるなすの台木にもなるそうです。
  

   

撮影 2000.11.18 久地平瀬川沿いで