ヒメジソ 

シソ科

撮影 2000.10.19 高津区久地193平瀬川沿いで

解説

 アジアの温帯や熱帯一帯に分布する一年草です。シソ科の特徴の一つである茎は四角です。背の高さは、直立するとこの場合は30cmほどでした。葉は、向かいあってつく対生(タイセイと読みます)で、ひし形の形をし、長さは2〜4cm、幅は1〜2.5cmほどでした。普通のシソの葉よりもかなり小さいのでこの名前がついたのでしょうか。
 花をもっと大きく撮りたかったのですが、カメラの性能と私の腕まえから、これが限度かも知れません。しかし、もっともっと腕を磨くつもりです。
 花の直径は4mmほど、筒のようになった淡紅紫色の唇形花(シンケイカと読み、花びらの形がくちびるに似ている花をいいます)です。この中に雄しべが4本あります。うち2本は長く、2本は短いといった変則的なものです。
 このヒメジソと本当によく似た花に、イヌコウジュがあります。私もたいへん困りました。もう一度観察に出かけました。資料も調べました。ヒメジソの方は、全体に毛が少なく、葉がややひし形であり、葉の周りのギザギザ(きょ歯:キョシといいます)が少し荒くて大きいのだそうです。

   

撮影 2000.10.19 高津区久地平瀬川沿いで