オニドコロ 別名:トコロ

ヤマノイモ科

撮影 2000.7.5 高津区溝口 5−15−5 付近で

解説

 本来、山や野原などに生えていると思われるのですが、この種も国道246沿いに生えていました。どこからやってきたのでしょうね。
 つる性の多年草で、私の小さい頃この根っこを掘ってきては食べました。苦いのですが、ゆでるとほくほくしておいしいと私のお祖母ちゃんはいっていました。形はショウガの根(からい)に似ていました。
 雌雄異種(シユウイシュと読み、オス株とメス株があります)で、花も違います。雄花の場合は、上向きに直立した枝をわけ、さらに小枝を分けて小さな花をつけます。雌花はたれ下がって咲き、枝分かれはしません。花びら(本来は花びらではないが)は6枚、雄しべ6本、雌花には雌しべ1で、その先は三つに割れています。
 よく見るととても楽しい花ですが、さて、写真の花は、雄花でしょうか、雌花でしょうか。じっくり見てください。実物だとなお素晴らしいです。

   

撮影 2000.7.5 高津区溝口 5−15−5 付近で