イロハモミジの果実 別名:モミジ、イロハカエデ、タカオカエデ、コハモミジ 

カエデ科

撮影 13.11.13 高津区久地 985 付近で

解説

 向かいあって付いた二つの果実に、羽根が付いています。この果実をとって飛ばしてみると、くるくると回ってゆっくりと落ちてきます。風があるとまわりながら遠くに運ばれます。そんな遊びを子どもの頃にしました。羽根を付けて、自分の子孫を出来るだけ遠くに運んでもらいたいのですね。羽根(正式な名前は翼:ヨクといいます)の長さは1cmほどです。左下の写真ではもう充分に熟しているようですね。種子がぱんぱんにふくらんでいますから。花は、4〜5月頃に咲くそうです。(4月のページ参照)花は、雄花と両生花(リョウセイカと読み、雌しべも雄しべもある花です。)が入り交じって咲くそうです。もちろん果実は雌花の雌しべが花粉をもらって(受粉:ジュフンといいます)熟したものです。やがて葉が紅葉してくる時期です。
 別名のタカオとあるのは京都の高雄山が昔からモミジの名所であったことから、またイロハとあるのは、モミジの葉の切れ込みを数えるとき、い、ろ、は、に、・・・・と数えたことから、など面白いところに目を付けて名前を付けるものですね。

   

撮影 13.11.13 高津区久地 985 付近で