アブチロン・チロリアンランプ 

アオイ科

撮影 2000.12.6 高津区溝口 4−2 の付近で

解説

 初冬、もうコートを着たいと思うような寒さの時、民家の生け垣にこのような花が見事に咲き誇っていました。しかもよく見ると雄しべや雌しべが集まっているところは、南国の花といわれるハイビスカスによく似ているではありませんか。もちろん園芸種であるわけですが、本来暖かいところを好むであろうこの花が、寒さに向かってまだ咲いているのですから、このような花を作り出す人間の力はまったくすごいなあ・・・と思わずにはいられませんでした。
 中南米が原産で、花がこのようにたれ下がるのが特徴のようです。花の長さは、3〜4cm、つる性の茎があたり一面に伸びて生け垣をつくっていました。
 アブチロン・チロリアンランプという長い名が付いていますが、これはアブチロンの仲間のチロリアンランプという意味です。

   

撮影 2000.12.6 高津区溝口 4丁目2の付近で