ウド 

ウコギ科

撮影 2001.9.4. 高津区久地 200 新川沿いで

解説

 春、芽が出たばかりの若い茎は、とてもおいしいのです。私は大好物で、ゆでて酢みそで食べたり天ぷらなどにして食べます。このような道ばたの人目に付くところでよくこのように成長できたものと驚いています。きっとどなたかが植えたのかもしれません。来年もぜひ子孫を残してほしいと願いました。いえ、私が食べようというわけではありません。
 大形の多年草です。山野に生えることはもちろんですが、畑にもたくさん栽培されます。背の高さはこの場合で1メートル50cmほどありました。根元の方の茎は直径4cmほどもありました。葉は、互生(互い違いに生えることで、ゴセイと読みます)ですが、2回羽状複葉です。写真で見る葉は、小葉(ショウヨウと読み、葉の一部分です)で、これは向かいあってついて(対生と書き、タイセイと読みます)います。この小葉が5〜7枚ついて、それがまた対生について、一枚の葉になります。したがってこの場合の葉の長さは50cmほどにもなります。
 花は、茎の頂上の方に、このように丸い球の形をしていますが、たくさんの小さな花(小花と書きショウカと読みます)が集まったものです。花びらは5枚、雄しべ5本、雌しべは1個ですが雌しべの花柱は5本あります。写真で花びらが既に散ってしまった小花を見てください。

   

撮影 2001.9.4. 高津区久地 200 新川沿いで