イロハモミジ 〈モミジ〉 

カエデ科

撮影 2000.4.11 高津区溝口6-9-3 センター前庭で

解説

 秋の紅葉も、遠くからながめるととても色合いがよく好きですが、春の花もまた捨てがたく素敵です。なんといっても花が咲き終わってからの、果実に付いている2枚のはねが、やがてヘリコプターの羽のようにくるくると回って、遠くまで飛ばされていく。そんなことを考えながらながめてみると、また味わいがあるのです。なぜ1cmほどの羽が必要なのでしょうか。種が母木の近くに落ちると、発芽した幼い木には、日光も当たらず、互いに土の中の栄養分も取り合いになるからなのでしょうか。うまくできているなあ・・・と考えざるを得ません。このような植物は他にもたくさんありますね。
 ガクも花びらもともに5枚、雄しべは8本です。
 名前がいろいろあっておもしろいのですが、カエデというのは、葉が蛙の手ににているところから、イロハモミジのイロハは、葉の切り込みが7つありますが、い、ろ、は、に、ほ、へ、と、と七つ数えるとちょうどよいところからついたようです。

   

撮影 2000.4.11 高津区溝口6-9-3 センター前庭で