イヌホオズキ
イヌホオズキ
ナス科
撮影 2000.8.23 高津区溝口 6−14−865 付近で
解説
この花の葉を見てください。泥をかぶったか、何かがくっついているかで、とても汚く見えますが、これはテントウムシに食べられたあとなのです。ナスもジャガイモも皆このテントウムシにやられます。テントウムシも食べないと生きていけませんから、必死で食べ物を探すのです。自然界は、本当にきびしいですね。この花は、道路の舗装の切れ目のほんのわずかな土に根を生やしていいました。あたりにはナスの仲間はありません。ですからテントウ虫に集中的にねらわれました。仕方がないのでしょうか。
一年草の有毒植物だそうです。背の高さは90cmにもなるのだそうですが、この場合は40cmほどでした。写真の花がついている枝(これを花枝:カシといいます)を見てください。普通は、葉が出ているところ(節:フシといいます)から花枝が生えるのですが、この場合は節と節の中間から出ているのがお分かりでしょうか。この仲間を見分ける良い目印になります。
イヌホウズキのイヌの意味は、ホウズキに似ているが別のものであるという意味です。
撮影 2000.8.23 高津区溝口 6−14−865 付近で
登録日: 2021年4月8日 /
更新日: 2021年4月8日