ウメ 

バラ科

撮影 2000.2.2 高津区溝口6-9-3川崎市総合教育センター前庭にて

解説

 原産は中国。日本へ渡ってきたのは大変古く、奈良の時代からのようです。いかにも日本的な美しさをそなえ、古くから日本人に愛されてきました。そのため万葉集などにも梅を歌ったものがたくさん(119首)あって、いかにこの花が人々に愛されてきたかを物語っています。 庭に植え、花を観賞するほか、生け花、盆栽として親しまれ、果実は梅酒、梅干し、梅漬けとして食用にします。
 落葉性の樹木、高さ5〜6メートル、開花期は2〜3月頃ですが、年による開花期の変動は大きいようです。
 葉が出る前に開花し、通常一ヶ所に1〜3の花をまとまって付け、よい匂いを出します。花びらの数は一重のもので5〜7枚くらいありますが、八重のもの、半八重のものなどもあります。
 色も白や紅などがあり、その濃さも種々あります。がくは5枚、水平に開き、雄しべは多数でよく目立ちますが、花びらよりは短いです。メシベは1本、梅雨の頃に果実は熟し、すっぱいのはご存じの通りです。

   

撮影 2000.2.2高津区溝口6-9-3川崎市総合教育 センター 前庭にて