オニタビラコ 

キク科

撮影 2000.5.2 高津区溝口 3-23付近で

解説

 北海道より南では、道ばたや庭など、どこにでも見られる1年草です。この写真のように、よその家のブロックの塀と道路のアスファルトの間のほんの少しの隙間から根を張り、このように種を作り、子孫を残す営みをしているのです。けなげというか頑張っているというか、なんだか頭が下がる思いがします。
 背の高さは、この場合60cm前後、葉は、根元の方に集まっていて、深く切れ込み、茎の上の方にいくにしたがい、小さくなります。茎の上の方に直径7〜8mmほどの花の集まりをつけています。キクの仲間は、花びら一枚一枚が立派な花で、花びらの根元に雄しべや雌しべがきちんとあります。ぜひ花びらを一枚お借りして、ルーペで覗いてみてください。感激ですよ。

   

撮影 2000.5.2 高津区溝口 3-23付近で