オオアレチノギク 

キク科

撮影 2000.8.8 高津区溝口 6−1−1049付近

解説

 よく似た花に、ヒメムカシヨモギがあります。どこが違うのか資料で調べてみますとオオアレチノギクは、葉のギザギザ(きょ歯)が多いこと、ヒメムカシヨモギは、白い小さな花びら(舌状花)のあるのがよく見えるが、オオアレチノギクは、白い舌状花は見えないそうです。この花では左下写真のように白い花びらはどうも見えません。緑色のふくらみ(総包:ソウホウと読み、花を包む役目をします)の中に入っていて外に出ないのだそうです。まだ開いていない花、もう咲き終わって種の綿毛(冠毛:カンモウと読みます)がたくさん見えるもの、種はもう散ってしまったもの、いま開いているものなど、写真から読みとれます。どれが何に当てはまるか、是非検討してみてください。
 背の高さは、この場合1.3�。ほどでした。茎にも葉にもたくさんの毛があります。
 南アメリカ原産の1.2年草だそうです。大正の頃渡来し、今では日本全国に自生し、他の花をどんどん負かしてしまう勢いの良い花だそうです。

   

撮影 2000.8.8 高津区溝口 6−1−1049付近