アンズの仲間 別名:シシガシラ

バラ科

撮影 2002.3.20 高津区溝口 6−15−881 付近で

解説

 とてもきれいな花ですね。この花は、園芸品種で、園芸品種としての名前をシシガシラ(獅子頭)というそうです。本来のアンズは、淡紅白色の花びらを5枚付けている一重の花ですが、ご覧のようにこの花は八重になっています。実を食べるよりも花の美しさを生かしたかったのでしょうね。そのために改良を加え、こんなに美しい花を咲かせるようになったのですね。人間の力ってすごいものですね。
 ご覧のようにこの木は、あまり大きくはありません。2.5�。ほどでしょうか。花の直径は3〜4cmほど、雄しべは多数でメシベは1本です。本来のアンズは果実が黄色く熟し、もちろん食べることが出来ます。果樹園などでアンズの果実をとって、市場へ出したり、乾燥させたりして食用にしていますが、この場合については果実が出来るかどうかは不明です。
 アンズは、中国が原産で、日本には古い時代に渡来したといわれています。以来、果樹として広く栽培されてきたそうです。 

   

撮影 2002.3.20 高津区溝口 6−15−881 付近で