エニシダの仲間 別名:エニスダ

マメ科

撮影 2001.5.17 高津区溝口 6−6−1 付近で

解説

 この花を見つけたときは、おどりあがって喜びました。というのは、一度別な場所でこの花を撮ったのですが、パソコンを操作しているとき、失敗をしてきれいな画像を消してしまったのです。あわてて元の場所に行って、写真を撮ろうとしたのですが、もう花は終わっていたのです。がっかりしてあきらめていたのですが、偶然に見つけたのです。この花も終わりに近いのですが、まだまだ花がたくさんありました。
 資料で調べてみると、この花は枝いっぱいに花をつけてたれ下がるそうです。しかも白やピンク、赤が混じった色など様々な色がある園芸種です。
 上の写真をよく見てください。花のとなりなどにエンドウ豆のような形をした緑のものが見えますが、この緑の中にやがて種が出来るのです。また左下の写真を見てください。黄色い花びらの中から雄しべが外に飛び出しています。その上をよく見ると雄しべよりも太くて長い雌しべが、雄しべを避けるように上の方にくるりと向いて、雌しべの先(柱頭)をかくしているようです。これは自分の花の花粉を自分の花の雌しべにつけないようにするため(自家受粉を避ける)だと思われます。そのようにして良い子孫を残そうとしているのです。

   

撮影 2001.5.17 高津区溝口 6−6−1 付近で