アメリカフヨウ 別名:クサフヨウ

アオイ科

撮影 2001.8.2 高津区久地 67 付近で

解説

 アメリカが原産の多年生草本です。アメリカフヨウとアメリカという文字が名前に付くのは、原産地の意味からだと思われます。。
 地面から数本の茎が直立または斜めに立ち上がり、高さはこの場合、1メートル〜1.3メートルほどでしょうか。葉は、互い違いに生える互生(ゴセイと読みます)で、長い葉柄(ヨウヘイと読み、葉の柄のことです)をつけています。茎の下の方の葉は三つに浅く割れていて、葉の長さは、7〜10cmほどで、ご覧のように花の大きさとほぼ同じくらいです。
 夏になると葉と茎の間から長い花柄(カヘイと読み、花をつける柄のことです)を出して、このように美しい花をつけます。花びらは5枚、左下の写真のように多数の雄しべが一本の筒に合体していますが、このような雄しべを単体雄しべまたは単体雄蘂(タンタイユウズイと読みます)といいます。そして、この単体雄しべの上の方に、雌しべの柱頭(チュウトウと読み、花粉を受けるところです)が、五つに割れて付いています。右下の写真には今食事中の昆虫さんがいます。
 このように単体雄しべを持つ花は、他にもあります。ぜひ調べてみてください。 

   

撮影 2001.8.2 高津区久地 67 付近で