アメリカデイコ 

マメ科

撮影 2000.6.9 高津区溝口 3-19-3 付近で

解説

 始めてこの花に出会ったときは 、驚きました。このように奇妙な形の花なのですから。もちろん私の勉強不足なので、この花を見たことがなかったわけです。しかも資料を見るとマメ科なのですから、二度ビックリです。マメ科の花は、カラスノエンドウやハリエンジュのように、蝶形花(チョウケイカと読みます)というちょっと蝶に似た花なのですが、初めはとても納得がいきませんでした。
 その後も観察を続けてみると、この花は、花が咲く期間がたいへん長いようで6月頃から9月頃まで咲いています。一年間に何度も咲くのかなあ等と錯覚をしたほどです。溝口付近では、この花の他にもう一本、もっと大きな木が植えられています。
 ブラジルが原産だそうで、日本には、江戸時代に渡ってきたそうです。
 蝶形花は、旗弁(キベンと読みます)が一枚と翼弁(ヨクベンと読みます)が二枚、そして舟弁(シュウベンと読みます)が二枚の合計五枚の花びらがあります。ごらんのこの花の場合は、旗弁がたいへん大きくなって、上と下がひっくり返っていて、長さが5〜6cmほどもありました。雄しべが見えますが、根元がくっつきあっているのにお気づきでしょう。 

   

撮影 2000.6.9 高津区溝口 3-19-3 付近で