イシミカワ 

タデ科

撮影 2001.9.17 高津区久地 754 付近で

解説

 イヤー知らないということはほんとに恐ろしいことです。もう少しで大失敗をするところでした。でも虫たちが教えてくれたので、失敗しないですみました。まあ聞いてください。・・・・・この場所につる性のトゲだらけの花があることは知っていました。いつか花が咲くはずだと注意はしていました。ある日ここを通りかかって、あわい緑色の果実のようなつぶつぶがあるのを見つけました。これはきっとつぼみに違いない、それにしても名前が分かりません。写真を撮り、観察記録を持ち帰り調べました。その結果この名前を知りました。喜んで有頂天になり、また見に行きましたが、まだつぼみのままでいっこうに開く様子はありません。帰ろうとして何気なしに見ると、ハチの仲間やハエの仲間がこのつぼみに群がっているのが目につきました、どうしてだろうと思って良く見ました。そして驚きました。左下の写真のように少し開いていたのでした。後で資料を詳しく読んでみると、タデの仲間には花びらがなく、開かないものや少ししか開かないものがあることが分かりました。この花を撮ったすぐ後、この花のまわりはきれいに除草されていました・・・・・。とこんな具合なのです。虫たちに教えてもらわなかったら、この花は撮れなかったのです。ありがとう虫さんたち!!!
 上の写真で、茎にも葉にも逆さ向きのとげがたくさん生えているのが分かるでしょう。これをものにからませて、登っていくのです。この場合も屋根にまで届いていました。花が咲き終わり、やがて青い果実ができるそうですが、今はこの花はもうありません。

   

撮影 2001.9.17 高津区久地 754 付近で