ウグイスカグラ 別名:ウグイスノキ

スイカズラ科

撮影 2002.3.13 多摩区堰 3−17−200 付近で

解説

 左下の写真のようにカメラで拡大してみると、この花も美しいなあ、ということがお分かりいだでけると思います。たいへん小さく目立たないので、初めは気がつきませんでした。でも、名前も素敵ですね。ウグイス神楽・鶯神楽というように、ウグイスと関係があるようですが、その内容は不明であるとのことです。神楽(カグラと読みます)とは、神様の前でする踊りのことですが、全体が意味することは分かりません。
 背の高さは、この場合は1.5�。ほどですが、3�。にもなるのだそうです。他の木と一緒に、生け垣として植えられていましたので、刈り込んだのでしょう。葉は、対生に向かい合って付き、長さは2cm〜5cmほどで、花は、枝の先からぶら下がって咲き、直径は、1cmほど、先はご覧のように五つに割れています。花びらの根元の方はくっつきあって筒のようになっています。左下の写真は、カメラをしたから上に向けて撮りました。緑色の玉のように見えるのは雌しべの先、柱頭(チュウトウと読みます)です。雄しべは5本、写真ではそれぞれが離れていますが、若い花は、雄しべの葯(ヤクと読み、花粉を入れておく袋です)が、雌しべを抱くようにくっつきあっていました。ナスの花を思い出してみてください。6月頃になると、1cmほどの赤く丸い果実が熟し、甘くておいしいそうです。この花を撮っているとき、久地小学校のお友達が登校途中でしたが、きっとこの甘い実を見つけるでしょうね。よく洗って食べてみてください。

   

撮影 2002.3.13 多摩区堰 3−17−200 付近で