ソメイヨシノ 〈サクラ〉 

バラ科

撮影 2000.4.7 高津区久地 341付近の二ヶ領用水沿いで

解説

 日本を代表する花といえば、それはなんといってもサクラです。そのサクラも種類がたくさんありますが、その中でもソメイヨシノがその代表といってよいと思います。
 落葉する高木で、二ヶ領用水の円筒分水の周りには、幹の周りが2メートル近くにもなる大木が4本もあります。花が咲く頃にはたくさんの人たちが花見学にここにきていました。ごらんのように葉が出る前に花が咲きます。ガクも花びらも5枚ずつ、雄しべはたくさんあります。やがて直径7〜8mmくらいの紫黒色をした実が熟します。この実は甘くてとてもおいしいのですよ。
 ソメイヨシノという名前は、明治の始め頃、東京の染井の植木屋さんから広がっていきました。この植木屋さんは奈良の桜の名所、吉野山の桜にちなんで単にヨシノといっていたそうですが、まぎらわしいのでソメイヨシノと改めたのだそうで、これが明治5年のことだそうです。

   

撮影 2000.4.7 高津区久地 341付近の二ヶ領用水沿いで