サフランモドキ 別名:ゼフィランサス

ヒガンバナ科

撮影 2001.8.24 高津区久地 196 子育て地蔵境内で

解説

 西インド諸島やメキシコに自生する多年草で、観賞用の園芸種です。日本には江戸時代の終わり頃(1845年)渡来し、その頃はサフランと、誤って呼ばれていたそうです。ですが明治7年、今の名前に改められたそうです。ご覧のように子育て地蔵さんの境内に植えられていました。お地蔵さんを信仰する熱心な方々がいて、いつ通りかかってもきちんとお世話が行き届いています。花もいつでも新鮮なものが花瓶に生けられています。この花もそのように熱心な方が、そして気持ちの優しい方が植えたのでしょうか。
 背の高さは、25cmほどで、花の直径は6cmほど、雄しべは6個、そのうち3個は長く3個は短いと資料にはありましたが、写真ではわかりにくいようです。雌しべの先(柱頭と書き、チュウトウと読みます。花粉を受け取るところです)は3っつに割れているのが分かります。

   

撮影 2001.8.24 高津区久地 196 子育て地蔵境内で