シュウメイギク 別名:キブネギク

キンポウゲ科

撮影 2000.10.31 高津区久地 755二ヶ領用水新川沿いで

解説

 別名のキフネギクとは、貴船菊と書きます。発見したときは一瞬ドキッとしました。いきなり真っ白なものが目に飛び込んできたからです。それくらい白く、私には貴い船という意味が分かるような気がしましたが、じつは、京都の貴船というところにたくさん生えているところからこの名があるようです。シュウメイギクは、漢字で書くと「秋明菊」となります。
 中国原産の大形の多年草で、背の高さは、この場合で70cmほどもありました。写真のように白色ですが、本来は紅紫色で、花弁もこのように大きくはありません。日本に入ってこのように品種改良がなされました。花の直径は5cmほど、雄しべは多数あります。真ん中の緑色のものは、雌しべの集まりですが、この雌しべは花が終わっても実は、熟さないそうです。したがって地下茎が広がり、それによって繁殖するのだそうです。

   

撮影 2000.10.31 高津区久地 755二ヶ領用水新川沿いで