シロツメクサ
シロツメクサ 別名:ツメクサ、クローバー、オランダゲンゲ、オランダマゴヤシ
マメ科
撮影 2000.5.10 高津区久地 35付近の土手で
解説
たくさんの呼び名がありますが、本来、ヨーロッパではクローバーと呼んでいるのだそうです。日本でツメクサと呼ぶのは、オランダ国王から徳川将軍家にガラス器が贈られたとき、割れないようにこの草が詰めてあったことから、ツメクサと呼ぶようになったのだそうです。
ヨーロッパが原産の多年草(たねんそうと読み、葉や花や茎は枯れてしまっても根などで生きていて、また翌年もまた芽を出す)で、日本各地どこにでも見られます。地上をはう茎があり、その所々から根を出して広がります。小さな葉っぱ3枚(小葉といいます)と長い柄(葉柄・ようへいと読む)で、一枚の葉になります。このような葉を3出複葉(さんしゅつふくよう と読む)といいます。
花の写真を見てください。たくさんの花が集まって丸くなっているのですが、中には半分ぐらいが下を向いているものがあります。この下を向いている花は、雌しべがもう花粉をもらってしまい(受粉・じゅふんと読む)、中では種ができはじめているのです。花びらは枯れてしまってもこのようにきちんと大切な種を守っているのです。すばらしいですね。
牛や馬がこの草を喜んで食べます。牧草や緑肥(この草を刈ってそのまま畑にしきつめ、肥料にすること)として利用しています。
撮影 2000.5.10 高津区久地 35付近の土手で
登録日: 2021年4月8日 /
更新日: 2021年4月8日