ソバカズラの果実 

タデ科

撮影 2001.7.16 溝口 3−22−28 付近で

解説

 花を撮ったのは2000年の8月9日でした。ぜひ果実も撮ろうとその日を待っていたのでしたが、みな雑草として刈り取られてしまいました。それからほとんど一年がたちました。来年こそはぜひ果実を撮ってやろうと昨年からねらっていました。一年草なので、種がこの場所に落ちて、うまく発芽してくれることを祈っていました。その結果のこの大豊作です。果実がたくさん付いています。本当に名前のようにソバによく似ています。本当にうれしかったです。
 ヨーロッパから西アジアあたりが原産といわれる一年草で、日本には明治の中頃に渡来したのでは? ということですが、はっきりしないそうです。この果実の大きさは3〜4mmほどで、現在は北海道に多く野生化しているそうです。ところで、奇妙なことに気づきませんか。花を撮ったのは昨年のの8月、果実を撮ったのは7月です。昨年の花が今年、熟したのでしょうか。
 じつは、資料によるとこの花の花が咲く期間は5月〜10月とあります。もうお分かりですね。今年早く咲いた花がもう熟し始めたのですね。
 私たちが食べるあのソバも、熟すのはたいへん早いようです。

   

撮影 2001.7.16 溝口 3−22−28 付近で