サザンカの仲間 

ツバキ科

撮影 2000.11.21 高津区溝口 2−25 付近で

解説

 資料によると、野生のサザンカは花弁が白だそうです。これは溝の口神社の境内で撮ったものですが、人間が作り出した栽培種であろうと思います。でもおもしろいことに気がつきました。3枚の写真をよく見て下さい。もう気づいたでしょう。そうです。花びらが全部落ちてしまって雄しべだけが残っているものがたくさんあるのです。花びらのはたらきは、ガクと同様、つぼみをまもるというはたらきをするそうですが、花びらが散ってしまったということは、もう役割を終えてしまったということなのでしょう。この木の下には花びらがたくさん落ちていました。自分の役割をきちんきちんと果たしている、そんな花のいじらしさを思いました。 

   

撮影 2000.11.21 高津区溝口 2−25 付近で