シラン 

ラン科

撮影 2000.5.10 高津区久地395付近で

解説

 駐車場のすみを、パッと賑わせていたこの花も今はもうありません。駐車場が改良され、アスファルト敷きになってしまったためです。この駐車場の周りでは、このシランをはじめ、コデマリ、クリ、など数種類の花を撮ったところだったのですが、今はみんなアスファルトの下になってしまいました。なんだか悲しいのですが致し方ありません。でもこの花は、他の場所でもたくさん見られましたので、ぜひ探してみてください。
 花びらが6枚あるように見えますが、外側の3枚はガクにあたり、内側の3枚は花びらにあたります。そのうちの一枚は大きく、唇弁(しんべん)と言われ、なかに5〜7個のしわがあります。下の写真でもよく分かりますが、この奥の方に雌しべと雄しべが一緒になったような、ずい柱と呼ばれるものがあります。地下には球根があるので、多年草です。葉は、茎から互い違い(互生)に出ています。

   

撮影 2000.5.10 高津区久地395付近で