セイタカアワダチソウ 

キク科

撮影 2000.10.5 高津区溝口 6−16−931

解説

 とてもよく似ている花にアワダチソウがあります。区別するところは、やはり背の高さが断然違うということです。この場合は2メートルをはるかにに超えていました。アワダチソウは、せいぜい1.5メートルほどだそうです。さらにはっきり区別できるところは、花が開く時期です。この花の場合は、10月〜11月ですが、アワダチソウの場合は、7月〜8月だそうです。
 北アメリカ原産の多年草で、明治30年頃、渡来したそうです。第二次世界大戦後急に広まり、たいへんよく知られた雑草だと資料にはありました。
 根から直立した茎は、上の方で黄色の頭花(トウカと読み、小さな花をたくさんつけて一つの花に見えます)を多数上側だけに付けます。10個あまりの舌状花(ゼツジョウカと読み、外側の花びらのことです)と、その中心の方に数個の筒状花(トウジョウカと読み、花びらの根元が筒のようにくっついています)を付けます。
 殺風景な駐車場にも、こんなに背が高くしかも黄色で彩ってくれて、なんだか雑草と呼ぶのには、少し抵抗があります。アップの写真で、一つ一つの花を見るとたいへんみずみずしく見えますし、やはりルーペで覗くということは大切なことですね。

   

撮影 2000.10.5 高津区溝口 6−16−931