ジュズダマ
ジュズダマ 別名:ズズゴ、トウムギ
イネ科
撮影 2000.8.4高津区溝口3−12−556付近で
解説
この花は、家と家の間の、あまり日の当たらないところに生えていました。ジュズダマは、水辺が好きだと参考資料に書いてあったので、この土は日影で水気が多いのかもしれません。よく似た植物にハトムギがあります。ハトムギとの違いは、ハトムギは実が初めから垂れ下がるそうですが、ジュズダマは、垂れ下がることはないのだそうです。
原産は、熱帯アジアといわれる多年草です。この場所には今年(2001年)も生えていました。大きいものは2メートルにもなるそうですが、この場合は高さが1メートル前後です。茎の上部から柄を出し、その先に壺のような丸い包葉(ホウヨウと読み、写真の丸い玉のようなもの)をつけます。包葉は次第にかたくなり、光沢を持ってきます。その中に雌花が包まれ、雄花の小さい穂(麦の穂のようになっているところ)は、細い柄で包葉から抜け出して外にぶら下がります(下の写真を参考にしてください)。 やがて秋になると丸い玉は黒く熟します。子供の頃、女の子はこの玉をとって、お手玉などにして遊びました。
撮影 2000.8.4高津区溝口3−12−556付近で
登録日: 2021年4月8日 /
更新日: 2021年4月8日