ソシンロウバイ 

ロウバイ科

撮影 2001.1.9 高津区溝口3−15付近で_

解説

 冬の真っ最中に咲く花です。あまり目立ちません。私も最初は見つけられませんでした。ですが、花が大好きな方から「家の近くではもうロウバイが咲き始めました」という情報をもらいました。それから私も意識してこの花を探していました。するとなんのことはない通勤路にひっそりと咲いていました。意識しながら探すか、漫然と見ているか、自分のこころの持ちようによって、目には見えているのでしょうが、それをとらえることが出来るか、見逃してしまうかが決まるようです。意識することの重要さを教えてもらった花です。
 中国が原産で、朝鮮半島を経て江戸時代の初期に日本につたえられました。ご覧のように葉が出る前に花を咲かせます。あわい黄色ですが、見ているうちに段々その美しさが分かってくるような気がします。資料ではよい香りがするとありましたが、撮影した日の前の日は、大雪でした。そのせいかどうか私には匂いませんでした。
 花の直径2cm前後、花びらは多数、雄しべ5〜6本、雌しべは多数、とこれも資料にありました。よその家の庭に植えられていたので、詳しい観察は遠慮しました。ソシンロウバイとは、素心蠟梅(ソシンロウバイと読みます)と書きます。

   

撮影 2001.1.9 高津区溝口3−15付近で