サザンカ 別名:ヒメツバキ

ツバキ科

撮影 2002.2.7 高津区久地 482 二ヶ領用水 付近で

解説

 川崎ならどこででも見られる冬の花の代表といってもいいでしょう。四国や九州の山地に自然に生えるているものもあるそうです。
 常緑性の樹木で、高さはふつう4〜5メートルになります。ツバキとたいへんよく似ていますが違うところがいくつかあります(下記)。葉が小形であるところから ヒメツバキ と呼ばれることもあります。
 開花の時期は、10月〜11月ですが、品種により違います。この写真の花は、園芸種だと思いますが、2月の6日に撮りました。
 江戸時代には盛んにいろいろな品種が作り出され、紅・白・桃などの色が今もあります。
 12月末頃の久地円筒分水近くの二ケ領用水沿いには、みごとな三種の色が見られましたが、ばさばさ刈り込んでしまい可愛そうでした。花びら、がく ともに5枚、オシベは多数。雌しべの先(柱頭)は三つに分かれているのが普通ですが、この写真の場合は、かなり変化しているようで、左下の写真のように雄しべの葯(ヤクと読み、花粉を入れる袋です)の一部が、花びらのように変化しています。�@開花期の違い
 サザンカは一般に秋から冬に開花するが、ツバキは一・二ヶ月おくれる。
�A雄しべの作りの違い
 ツバキの雄しべは、その付け根が合体して筒のようになりますが、サザンカ は筒のようにはなりません。
�B若い枝の違い
 サザンカの若い枝には、短い毛があるが、ツバキにはない。
�C花びらの散り方 

   

撮影 2002.2.7 高津区久地 482 二ヶ領用水 付近で