シラハギ 

マメ科

撮影 2001.9.27 高津区溝口 2−24−16 付近で

解説

 この花を撮った場所は、以前オミナエシを撮らせていただいたところです。たいへん花の大好きなおじいさんがいて、庭いっぱいを使って、一年中なにかの花を咲かせているので、ここを通るのがとても楽しみでした。またこのようなあまり見たことがない花を咲かせておられました。もちろん私があまり見たことないわけで、園芸種としてはごく普通のものかもしれません。
 でも花は、真っ白に多少赤紫が入っていて、美しいですね。この花の花びらは5枚あります。左下写真の一番大きな花びら(花弁と書きカベンと読みます)を旗弁(キベン)といい、一枚です。その下の左右に一枚ずつ横についているのは翼弁(ヨクベンと読みます)といい、2枚あります。一番下の花弁は2枚で、今はしっかりと閉じていますが、舟弁(シュウベンと読みます)といいます。この舟弁の中に雄しべの束を保護していて、開いたり閉じたりします。このように旗弁、翼弁、舟弁の5枚の花弁を持っている花を蝶形花(チョウケイカ)といいます。蝶の形に似ているからでしょうか。
 日本各地で古くから栽培されている草状の落葉低木で、茎は根元からたくさん立ち上がり、ごらんのように少したれ下がります。 

   

撮影 2001.9.27 高津区溝口 2−24−21 付近で