サルスベリ 別名:ヒャクジッコウ

ミソハギ科

撮影 2000.7.6 高津区溝口 2−23−13 付近で

解説

  私のイメージの中のサルスベリは、大きな木で直径50cmほどで、幹は確かにつるつるしてはいたが、登れないことはありませんでした。もちろん子どもの頃のイメージであり、お寺の境内に植えられていたもので、よく登ったものでした。でも花についての記憶は全くなく、この花がサルスベリであるとは思いもよりませんでした。このような奇妙な花、すごい花弁だなあ、などと思って検索していくうちに、この名前にぶつかって、またまたびっくり。私の勉強不足の証拠みたいです。もっともこの頃は、花がきれいなため、園芸種として改良されていて、庭先によく植えられているそうで、私の子どもの頃のイメージとは、あまりにもかけ離れていたのでした。
 この花の高さは2�。半ほど、まだ若い木のようです。花の色はたくさんあります。中国が原産ということですが、花がこんなにきれいなため、改良に改良されて、今のように色が豊富になったと想像されます。花びらは6枚ありますが、写真のように先の方はしわくちゃです。そこが特徴なのでしょうね。雄しべはたくさんありますが外側の6本は長く、花びらほどの長さです。雌しべは一本ですが、その先の柱頭は雄しべの上まで伸びます。
 猿も滑り落ちるほど、木の肌がすべすべであるところからこの名がついたといわれます。

   

撮影 2000.7.6 高津区溝口 2−23−13 付近で