スズメノカタビラ
スズメノカタビラ
イネ科
撮影 2002.3.14 高津区久地 627 付近の梅林の中で
解説
この辺りから歩けば、多分道ばたにこの花があるのではないかと期待していました。ひょっと梅の植えてある畑をのぞくとこの花がありました。柵もなかったので、そっと入って撮影しました。満足感に浸って、油断したのがいけません。低く垂れていた梅の枝におでこをゴツン!いやあ〜痛かったです。でも怪我はありませんでした。
背の高さは、この場合15cmほどでした。至る所に生えているのですが、撮る機会がありませんでしたので、今年こそはと思っていたのです。秋に発芽して寒い冬を越し、春になって他の植物たちがまだ小さいうちに急いで花をつけ、種を実らせる(越年草:エツネンソウまたは2年草といいます)、そんなこの花の生き様みたいなものを感じました。
左下の写真で、ポツポツと白っぽいつぶつぶが見えますが、これは雄しべの葯(ヤクと読み、花粉を入れる袋です)のようです。風媒花(フウバイカと読み、風によって花粉を運んでもらう花です)なので、虫が少ないこの時期、虫たちを頼りにしないですみますが、そのかわりメシベが花粉をもらう確率も小さいそうです。そのオシベは3本あるそうです。
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撮影 2002.3.14 高津区久地 627 付近の梅林の中で
登録日: 2021年4月8日 /
更新日: 2021年4月8日