ゼニアオイ 

アオイ科

撮影 2000.5.15. 高津区久地 17の土手付近で

解説

 背の高さは、1メートルくらいはあったでしょうか。このようにたくさんの花をつけていると、とても目立ちます。そしてとても豪華に見えます。 ヨーロッパ原産の2年草(種をまいてから花が咲き終わるまでに冬を越して翌年に枯れる)で、日本にはたいへん古い時代から入ってきていたそうで、今では野生化したものの方が多いのではないかといわれています。紅色の花びらが5枚、濃い紅色の筋が目立ちます。この花のおもしろいところは、雄しべと雌しべがくっつきあっていて、外側に雄しべが、内側の上の方に雌しべの柱頭(雌しべの先の方、この花は10本の毛のよおうになっている)があります。是非ルーペでこまかく観察してみてください。わりあい大きいのでよく観察できます。 花の名前は、漢字で書くと「銭 葵」ですが、花の形が 銭に似ているところからと資料に書いたありましたが、よく分かりません。 

   

撮影 2000.5.15. 高津区久地 17の土手付近で