ジャノメエリカ 別名:アフリカエリカ

ツツジ科

撮影 2002.3.7 高津区久地 54 付近で

解説

 この日は、とてもうれしい日でした。まだ花が少ないなあと思いながら、花を探して歩きました。あまり期待していなかったのですが、この日は、このジャノメエリカともう一つ、ユキヤナギ・フジノピンクを撮ることが出来たのです。しかもこんなにきれいな花なのです。さっそくルーペを取り出して、人目も気にせずにながめました。
 さて、三枚の写真をよく見てください。背の高さは、120cmほどで、根元の方は、木になっていて、直径が7cmほどもあったでしょうか。でも、ご覧のようにきれいに刈り込んでありました。本来は、2〜3�。にもなるのだそうです。葉は、細い針のような形をしていて、三枚が一ヶ所に付くこと(輪生:リンセイと読みます)もあるそうですが、気がつきませんでした。花の大きさは、直径が3mmほどです。ご覧のようにお椀のようになっていて、先は、4つに割れています。黒く見えるのは、雄しべの葯(ヤクと読み、花粉をつくったり、ためておいたりする袋です)です。雄しべは8本ありましたが、このように葯がくっつきあっています。そしてその真ん中を、雌しべが突き抜けています。雌しべの先の柱頭は少しふくれていて、先の方は粘液が出ているのでしょうか、光って見えました。はなれたところからでも葯の黒いのと、雌しべが飛び出しているのが分かりました。きれいですね。
 資料によると、南アフリカが原産で、日本には、大正の末期に(1912年頃)に渡来したそうです。

   

撮影 2002.3.7 高津区久地 54 付近で