コモチマンネングサ 

ベンケイソウ科

撮影 2000.6.6 高津区久地 105 付近で

解説

 この花に大変よく似ている花が、あと2種類このデータベースに載っています。みなマンネングサの名がついています。この花もおもしろい特徴があります。
 植物が増えるときには、種とか、球根とか、根とかなどで増えるのが普通だと思います。ところがこの花は、きちんとした花があり、雄しべや雌しべがあるのに、種を実らせることが出来ません。そこでこの花は、工夫しました。どの写真を見ても分かると思いますが、葉の付け根のところに小さな芽が出来(左下写真の赤丸印)て、その芽がポロポロ地面に落ちて発芽し、増えていくのです。どうして種が実らないかは私は分かりません。でも、子孫を残すことが出来なければ絶滅します。そこでこのような工夫をしたのでしょうね。おもしろいですね。コモチとは、葉のところにある小さな芽のことだと思います。そこからコモチマンネングサという名前が付けられたのでしょうね  

   

撮影 2000.6.6 高津区久地 105 付近で