ガクアジサイ 

ユキノシタ科

撮影 2000.6.7 高津区溝口6-6-30 付近で

解説

 ガクアジサイは、アジサイの一番元になる種類なのだろうか。
 資料を読んでいたら、「アジサイは、ガクアジサイの両生花が、すべて装飾花になった園芸種である」という説明がありました。その説明からそんな疑問を持ちましたが、一番元ではないにしても、このガクアジサイを改良したものがずいぶん多いようです。 アジサイは欧米で改良され、日本でつくられたものは一つもない、とある資料に出ていましたが、万葉集にもアジサイが出てくるそうで、日本でつくられたものがあるのかないのか、私にはよく分かりません。
 さて、両性花(リョウセイカ)とか、装飾花(ソウショクカ)という言葉が出てきました。両生花とはオスの性質・メスの性質の両方をもっているもの、いわば雄しべと雌しべを持っている花をいいます。装飾花とは、花のように見えます(花びらのように見えるのはガク片)が、じつは花ではなく雄しべも雌しべも全くないものやあっても役に立たないものを装飾花または飾り花(または無性花・中性花ともいう)というのです。したがって、上の写真の大きく白く見えるものは《装飾花》、下の写真で雄しべなどが見える花は《両生花》です。 

   

撮影 2000.6.7 高津区溝口6-6-30 付近で