ケイトウ 

ヒユ科

撮影 2000.8.10 高津区久地 467 付近で

解説

 初めに恥ずかしいことを披露します。この花の上の方は鶏のトカサのようにしわくちゃになっています。ところがそうでなく、細長く上の方に伸びたままのものもあまるのです。私はそのことを知らず、どれも同じ種類と思って、このページを作りました。そして、資料を調べたら、違う種類であることが分かりました。あらためてページを作り直しましたという次第なのです。知らないということは本当に恥ずかしいことです。勉強の大切さを今しみじみと思いました。
 熱帯地方では、低木になるものもあるそうですが、日本など温帯では1年草で、野生化しているものもあるそうです。この花もブロック塀と道路のアスファルトとの間のほんのわずかな土のところに生えていました。背の高さは、70cmほどで、ご覧のように茎には花と同じ赤い色がついています。葉は、互生(ゴセイと読み、互い違いにつくことです)し、茎の上部が帯のようになり(鶏のトカサのようになる)、その下の方に小さな花をたくさんつけています。トカサの部分には花は無いのです。花びらと呼ばれる部分はありませんが、花びらのように見えるのはガク片で5枚あります。雄しべも5本、左下写真の赤いひものようなものがたくさん出ているのは、雌しべの先の柱頭(チュウトウと読み、花粉を受けるところです)です。花としてはかなり変わっている花のようです。              

   

撮影 2000.8.10 高津区久地 467 付近で